三つのフロアー
上の階では得ることのできないものとして何より接地性があります。
接地性というのは、地面に接しているということであるが、一階は敷地内のオープンスペースである庭と連続した唯一のフロアーであることは言うまでもない。
二階以上のフロアーでもルーフガーデン(屋上庭園)やバルコニー、テラスを利用して土に親しむことはできます。
しかし、苔むしたひんやりとした感触は本物の土の庭ならではのことです。
高木を育てうるのも高級住宅の庭です。
このような土の匂いのする地面空間と共存し、連続的な一体性を確保しうるのは、一階に与えられた特権といえる。
この特権をいかにうまく活かしてゆくかが、三階の中の一階を考えるポイントとなります。