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2011年09月 アーカイブ

バルコニーの歴史

話が横にそれたが、高級住宅のバルコニーは、18世紀にはかなり普及したと考えられる。


壁からごくわずかしか張り出していないものではあったが、開口は床までいっぱいとられ、バルコニーの手すりには唐草模様の鉄格子がはめられ、外観意匠のまたとないアクセントとなっています。


またこのバルコニーは恋のかよい路ともなったし、いまも草花の飾り台となって住宅にいうどりをそえています。


わが国におけるバルコニーは公営アパート、公団アパートによってはじめられ、ふとんや洗濯物が一杯吊るされたバルコニーがつくり出され、バルコニーとはああいうものよといったイメージを人びとに植えつけてしまった。

サービスバルコニー

サービスバルコニー、それはたしかにバルコニーの大切な効用の一つではりますが、空にむかって住空間を開いてゆくという効用をデザイン面をも含めて活かしてゆく必要がある。


たとえばデザイン住宅が鉄筋コンクリートであれば、バルコニーを壁面からかなり大きく張り出すことも可能であるし、また反対に建物の内部に含み込むようにバルコニーを設けるーベイバルコニーと呼ばれるーこともできます。


相当広びうとしたスペースが得られ、居間の一部として活用され、意匠的には外観にほりの深さを与えることができます。


こうした大きなバルコニーをポイントとしたダイナミックなデザインによって個性的な意匠をつくることができます。


もちろん小さなバルコニーを壁面のアクセサリーとしてつけるという軽い扱いもしゃれています。


バルコニーは空中にはり出された空間としてロマンチックな空想をかきたてる装置なのです。


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